magellan beyond immagination

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Amankilaでエネルギッシュな朝食を
2017.03.10
FOOD

Amankilaでエネルギッシュな朝食を

WRITTEN BY MAMI.H

朝日を受けてきらきらと輝く海。アマンキラの代名詞とも言える、海に続くような三段プールを眺めながらの朝食は最高の贅沢だ。

しかし、アマンキラに滞在するならば、体験しておきたいとっておきの朝食をいただく場所がある。それが、ピクニック・ブレックファーストだ。アマンキラから車で15分程度丘を登った先に建つ、ティルタ・サリ・バレで、バリ島らしい緑深い自然に囲まれながら朝食をいただくというもの。

時計のないアマンキラのスィートで、朝7 時のモーニングコールで目を覚ます。ロビーに向かい、朝食を積んだオープンタイプのジープに乗り込む。ほのかなパンの香りに程良く胃を刺激されながら、子どもたちと犬や鶏が行き交う細い路地、バリのローカルらしい朝の喧騒を眺めていると、車は木々が鬱蒼と茂る山道に分け入っていく。曲がりくねった山中をしばらく走り、開けた丘の上に到着したところで車は止まった。
「準備をするからここで待っていて」と告げられ、車を降りふっと振り返ると、眼下にはライステラスと圧倒的な熱帯の緑、遠くには微かにアムク湾が見え、雨季の滞在のため厚くかっていた雲が雄大な風景に迫力を添えていた。しばらく丘の上からの景色を楽しんでいると、準備が整ったと声をかけられ、花々が咲く小道の先へと案内される。

女性が花々の手入れをする姿を眺めながら小道を進むと、小川の流れる少し急な岩場があり、その先にはひっそりと緑に溶け込むように建つ東屋が。東屋の中にはふかふかのクッションと鮮やかな色彩の朝食の数々が用意されている。けして豪奢ではないが、鬱蒼とした緑の中にあって清潔に保たれた居心地の良いバレは、自分たちだけが知っている秘密の隠れ家のようでわくわくとした気分にさせてくれる。前日のうちにチョイスしておいたメニューは充実のラインナップで、パンやヨーグルトはもちろんのこと、パンケーキやバナナケーキなどもある。雨季で甘さの増したフルーツは瑞々しく、スムージーなどドリンクのバラエティも豊富で、ふたりでも食べきれないほどのポーションだ。
心地よいクッションに身を預けながら雨季の濃い緑に囲まれていただく朝食は、これから始まる一日が活き活きとした時間になる予感とエネルギーを与えてくれた。

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