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世界最高峰のヨットでサンフランシスコの風を切る
2015.11.25
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世界最高峰のヨットでサンフランシスコの風を切る

WRITTEN BY MAKOTO YAMADA

2015年に訪れたアメリカ西海岸を代表する都市、サンフランシスコ。旅の目的は、カルフォルニアワインの代名詞と言えるナパへのワイナリー巡り。今やフランス産ワインに劣らない人気のカルフォルニアワインを求め、各地から観光客が訪れる。一面に広がるぶどう畑はとにかく美しく、街にはカルフォルニアワインを堪能できるレストランも。ここナパで、ワインを頂きながらこの旅を締めくくりたいところだが、今回実はもう一つ目的がある。それは、あの世界最高峰のヨットレース、アメリカズ・カップで実際に出場しているヨットに乗り、サンフランシスコの海を走り抜けること。

アメリカズ・カップの優勝杯は、継続して使われている世界最古のトロフィーなのだとか。歴史あるレースの話に、胸が高鳴った。

今回は、10名のメンバーでヨットをチャーターすることに。

朝、快晴の青空の下、サンフランシスコ観光のであるフィッシャーマンズワーフのマリーナ Pier39 に到着した。係留されている美しいヨットが、目に飛び込んできた。目の前にすると、それは想像よりも大きく、シャープな船体。メインセイルは、なんと200平方フィートもあるそうだ。私たちのヨットは、出港を目前に、周囲のプレジャーボートやクルーズ船とはまた違う、どこか気迫に満ちた顔をしていた。

ヨットは、意外と静かに、そして滑るように港を出た。そしてクルー達の指導の下、いよいよ人生初のセイル張りや舵取りに挑戦。セイル張りは、メンバー全員で力を合わせて滑車を回し、大きなセイルを上げていく。ようやく全てのセイルが張れた時には、腕がパンパンになっていた。

帆を張ると一気にスピードが増す。実際のレースでは、最高速度が80kmにもなるという。

爽快に風を切って、スピードに乗った時のヨットの傾きは、今にもひっくり返りそうなほど。海に投げ出されてしまいそうなスリルがたまらない。

1963年まで連邦刑務所として使用され、いくつもの映画の舞台にもなったアルカトラズ島を横目に、サンフランシスコのシンボル、ゴールデンゲートブリッジの下を通過。下から見上げるブリッジの大きさにも圧倒された。

海から眺めたサンフランシスコは、やはり美しく、そしてダイナミックだった。今回ワイナリーに始まり、サンフランシスコ湾で終えた西海岸の旅は、五感をフルに満たす最高の時間だった。