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もう一つのアブダビ</p>シルバニヤス島
2018.04.17
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もう一つのアブダビ

シルバニヤス島

WRITTEN BY MAKOTO Y.

今回、中東のアブダビを訪れる機会を得た。これまで隣国ドバイには何度か足を運んだが、アブダビは今回が初めてになる。
アブダビはアラブ首長国連邦の首都であり、その中でも観光のドバイ、経済のアブダビといわれてきた。
観光では、何かと話題になるドバイに目が行きがちだが、ここ最近は世界一のスワロフスキーのシャンデリアが眩いシェイクザイードグランドモスク、世界で唯一のフェラーリのテーマパークであるフェラーリワールド、ルーブル美術館別館ともいうべきルーヴル・アブダビなど話題のスポットが続々と増え、観光都市としても脚光を浴びつつある。

そんな中でも、ユニークな場所をご紹介したい。

アブダビ空港から車で走ること約2時間30分、絵の具を流し込んだような真っ青な海が目に飛び込んでくる。
本土からフェリーで約20分。到着したのはペルシャ湾に浮かぶ「シルバニヤス島」。100k㎡ある面積のうち、ほぼ島全体が自然保護区になっている。

アラブ首長の1人で首長国連邦の初代大統領でもあるザーイド・ビン・スルターン・アール・ナヒヤーンが連れてきた30種類の野生動物と190種類の鳥類が、保護活動により徐々に数を増やしてきた。固有種も含め今やガイドも正確な数は把握できていないという。

2頭だけいる兄弟のチーター、キリン、ガゼル、ダチョウなどの他、絶滅危惧種でもあるアラビアオリックス、見た目はビーバーのようだが、なんとDNAの80%は象と同じというハイラックス、よじれた角が特長のブラックバックなどをゲームドライブで楽しむこともできる。

ゲームドライブでは、動物達の習性を熟知したガイドは広い敷地のどこかにいるチーターをその経験によって探し出す。今回、幸運なことに、岩陰に潜む2頭のチーターがを見ることができた。ガイドに教えられるまで、そこに動物がいることすらわからなかった。

そんなシルバニヤス島には、メインホテルとなるアラビア装飾が美しいアナンタラ デザート アイランド リゾート&スパ、眩しい太陽の下輝く紺碧の海と白砂のビーチを目の前にするアルヤーム ヴィラ リゾート、野生動物たちがいるワイルドライフパークに隣接したアルサール ヴィラ リゾートという3軒の宿泊施設がある。
今回の滞在はアルサール。敷地内のいたるところに孔雀がいて、その大きなビロードのような艶が美しい大きな飾り羽を広げてアピールする求愛のダンスを披露しているところに出くわした。
また、時には可愛らしい耳のウサギが顔を覗かせたり、意外にすばしっこいハイラックスを目にすることもできる。

ドバイやアブダビが誇る世界一を冠する近代的な建築はないが、ここシルバニヤス島では野生動物と豊かな自然を身近に感じつつ、リゾート気分に浸れるちょっと違ったアブダビを体験できた旅だった。