| 仮名田:落ち着いた感じの和の空間に、まず目に付くのが所々にあしらわれた、小さなお花ですね。 |
| 斎藤 :これは全て「山野草」です。実家の裏山に季節ごとに自然に生える花なんです。串焼きという肉がメインのお店をしていると、ある意味「季節感」というものがとても出しにくい面があります。そこで来て頂いたお客さんにこの花を通じて少しでも季節感を感じていただければと思っています。 |
| 仮名田:何となくふつうの「串焼き屋さん」とは違った雰囲気が漂っていますね。流れる音楽もジャズだったり器もとても個性的ですね。 |
斎藤 :音楽は食事をしていて気にはならないけど心地よいものをとジャズがメインです。
器は信楽焼きを中心に、ぼてっとした土っぽい和食器が多いですね。信楽へは直接、年に数回買い付けに行っています。 |
| 仮名田:フランス、イタリアのワインも数多く揃っていますね。 |
斎藤 :串焼きに日本酒を合わせる感覚でワインと合わせても、それもOKなのではと。
自分達もワインが好きだというのもありますけどね。(笑)¥3,000前後のものを中心に揃えています。 |
仮名田:それではそろそろ、お料理の方をお願いいたします。
(赤々と燃える備長炭の網の上の串焼きから良い匂いが・・・・) |
| 斎藤 :串焼き屋ですから、ずばり「串焼き」!オリジナルの5種盛りです。左からねぎま、アスパラ巻き、豚シソ巻き、ささみの梅巻き、つくねです。 |
| 仮名田:器との相性も抜群で味はもちろんのこと、見た目にも美味しそう!焼き方にもどんなこつがあるんですか? |
斎藤 :備長炭は放射熱の影響で真ん中に熱が集まるんですよ。だから串に刺す具も、このように上は厚め、下は薄めに全体的に
逆三角形にして、均等に火が通るように気をつけています。 |
仮名田:ほんとですねー。何気なく食べていましたが、美味しさの裏には、そんな「こだわり」が隠れていたんですね。
斎藤さんはご旅行にはどんなこだわりがありますか。 |
斎藤 :お店もなかなか休めないので、国内旅行がほとんどですね。その目的も「食べる」「飲む」「雑貨」と趣味と仕事を兼ねて、その土地にしかないものをその土地にしかない方法で食べられる、とても新鮮で勉強になります。
そして最後には出会ったその食材を何とかうちに引けないかと考える(笑) |
| 仮名田:今後行ってみたい国やリゾートは? |
斎藤 :フランスに行って鶏が食べたい。やっぱり食べ物ですけど(笑)フランスで鶏というイメージはないかもしれないけど、これが旨い!
後、余生はイタリアにでも行ってフェラーリに乗って、クルーザーでも買って・・・。夢は叶わないと思うから夢ですからね(笑) |
| 仮名田:斎藤さんには「これは!」というこだわりのようなものがあるようにお見受けしますが・・ |
| 斎藤 :そうですねぇ・・僕は基本的には食べ物は人の上には立ってはだめだと思っているんですよ。食べ物が主張しすぎてはダメというか作るものは素材にはこだわって、手を掛けて出すというのは土台としてあるのは当然として、料理と居心地の良さの融合とでもいうか、何だかわからないけど、心地いいと思ってもらえるのが理想です。 |
| 仮名田:なるほど。心地よさというのは目に見えないだけにとても大切なものですね。私も今日は斎藤さんにお話しをお伺いして、とても気持ちのいい時間を過ごすことができました。どうもありがとうございました。 |
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粋にあしらわれたお花が素敵で「季節感」に弱い私としては、お店の前を通る度にとても気になっていたお店。
女性のお客さまが約半数とおっしゃるとおり、お店の雰囲気、心地よい音楽、ワインの品揃え、どれをとっても今までの「串焼き」のイメージを超え、女心をくすぐられ、まさに納得。
ご自分のこだわりを主張しすぎることなく、トータルで「心地よさ」をテーマに、お店造りをされている、ある意味、都会的な雰囲気が漂う今までにない、「串焼き屋さん」です。 |