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確かな目で選び抜いた、隠れ家のようなリゾートへの旅が満載
MONTHLY
マンスリースペシャル: World Foods

至福のソウルフードの世界

January 2002

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今月はいわゆる、リゾートから少し趣向を変えて、鼻水も凍る極寒の「ソウル」からお届けします。ソウル初心者の私は、まずは最も一般的なソウルフードをチョイス!いざ以下にご紹介するお店へと半ばスキップ状態で向かったのでした。めくるめく・・・至福のソウルフードの世界をご堪能下さい。これからちょこっとソウルへと考えている方、リピーターの方、ぜひ参考になればと思います。

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「プルコギ」・・・

まずは焼肉でしょう?という声が聞こえてきそうですが、ソウル初体験の私としては日本の「すき焼き」と味が似ていると言われる、これからまずは恐る恐るスタート。東大門近くの「松園(ソンウォン)」へ。
同行の韓国通曰く、「これは今まで食べてたプルコギって一体何だったの?」というお味らしい。確かにゆっくりと火を通すわりには、お肉も軟らかい。味も濃すぎず薄すぎず、お肉の旨みを十分に引き出す味付け。聞くと、ここのお肉はある指定農場から毎日直送される韓国牛のみを使用しているとのこと。また特筆すべきは、サイドディッシュの美味しさ。キムチはもちろん、サラダ、カクテキ・・そして何より、ごはん!艶々もちもちで、ひょっとして日本の「こしひかり」より美味かも。全てにおいて手抜きなしといったお味でした。お店の雰囲気もロッジ風の建物で席からは竹をあしらった見事な中庭が見渡せます。そして地元の人がほとんど。これがこのお店の何より、美味しさの証明ではないでしょうか。


松園(ソンウォン)

中区奨忠洞2街188-4 
TEL:2275-3118
営業時間:11:00〜22:00
休日:秋夕、旧正月

土俗村(トソクチョン)

重路区体府洞85−1
TEL:737-7444
営業時間:10:00〜22:00
休日:秋夕、旧正月

「参鶏湯」・・・

美味しく食べて、キレイになりたい・・・女性の欲望は果てしない。ということで、次は薬膳料理としての位置づけが強い、参鶏湯にチャレンジ。今回は純韓国風の造りの「土俗村」をチョイス。オンドル設備の大広間に通され、参鶏湯とパジョンをオーダして待つこと10分。高麗人参やもち米、ナツメ等、約30種類以上の具を詰めて長時間煮込んだ鶏が真っ白なスープと共にグツグツと音を立てて運ばれてきた。フゥーフゥーしながら口に運ぶと、私のかすかな心配をよそに、全くと言っていいほど、癖がなくまろやかなスープと口の中でとろけてしまう程の鶏のお肉。このお店自前の養鶏場で飼育している臥竜鶏という地鶏のみを使用しているそう。
一緒にオーダーした、海老やあさりが入った、パジョン(海鮮お好み焼き)は特製ピリ辛ダレを付けて、こちらもいい感じ。
隣のテーブルの同じ参鶏湯を食べている韓国人を横目でチラッと見ると、鶏の肉と骨、全てを口に入れ、器用に小骨だけを口から出して、岩塩を付けながら食べていた。次回からはこのツウーな食べ方で、もう一度このお店で参鶏湯を食べたいと思いました。
お店を出る頃には、体も芯から温まって、何だかキレイになれた気分。思わず、ショーウインドウに自分の姿を映してしまった私でした。

「焼肉」・・・

ソウルと言えば、焼肉。とうとう本場の味を・・と期待で胸を膨らませ、「ホテル ウエスティン・チョースン」のコンシェルジュの方に伺って行ったのがホテル近くのカルビ専門店「ノビチプ」。オーダーしたのは、生カルビ、味付けカルビ、仕上げに石焼ビビンバ。テーブルに炭を仕込んで、ウエイトレスが目の前でハサミ片手に豪快に焼いてくれる。肉はさすがにとても軟らかい。味も味付けカルビにありがちな甘すぎる感じはなく、食べ易い。でも日本で食べる焼肉とさほど変わりはなく、「美味しいー!」といった感動がイマイチない。ふと周りを見渡すと、お客さんは全て日本人で、そう言えばウエイトレスさんはとっても日本語がお上手で日本人のツボをちゃんと心得た冗談を言ってくれたりする。そこで私たちは気づいたのです。雰囲気も味のうちだということを・・ここ韓国まで来たからには、韓国らしい趣のある空間で、こと焼肉に関しては期待以上の味に出会うことを夢見ていたのでした。
ちなみに行こうとした日は残念ながら、臨時休業だったのですが、コンシェルジュの方に伺ったお店で明洞からは車で約50分。地元ソウルでは1、2を争う人気店でありながら、観光客は殆どいないという超お薦めの焼肉店も併せてご紹介します。


ノビチプ
中区乙支路2街199-73
TEL:756-4084
営業時間:11:000〜10:00
休日:年中無休

パックデ・カムネ
住所は不明ですが、地下鉄アックジョン駅からタクシーで約10分。 TEL:545-7708
休日:年中無休



小松粥家(ソゴンチュクチプ)

中区北倉洞86-1 
TEL:752-6400
営業時間:8:00〜22:00
休日:年中無休

「お粥」・・・

ソウルも3日目ともなるとお腹も少々疲れ気味。そこでブランチはお粥に決定。明洞の「小松粥家(ソゴンチュクチプ)」へ。私はウニ、フカヒレ、アワビが入ったスペシャル粥、友人はルソッパプ(魚の卵入り石焼ビビンバ)をオーダー。お米から丁寧に炊いているのか、待つこと約20分。お粥は可愛らしいベトナム風の器に入って運ばれてきました。アツアツを口にすると思わず、「美味しい!!」。魚介類のおダシで煮込まれたお粥は絶妙な塩加減と相まってお米の粒がほとんど残らないくらいのトロ〜リ状態。中にはウニ、フカヒレ、アワビといった具材が口の中に広がって、何とも言えない贅沢なお粥にただただ感動。
友人のルソッパプも山盛りに入った、明太子、数の子、牡蠣といった具材をかき混ぜて食べると磯の薫りが広がり、お焦げも絶妙。
いずれも日本では絶対に口にすることのできない、贅沢かつ、奥の深いお料理を頂いたように思います。


「フレンチ」・・・

ソウルでフレンチ?といった感じですが、急速な発展を遂げる韓国。食の発展はいかなるものかと、それを知るにはやはり、フレンチでしょうということで(個人的にフレンチの雰囲気が好きということもありますが・・)、最終日のディナーは「グランド インターコンチネンタル ホテル」のフレンチレストランに少しおしゃれして出掛けました。ホテルの最上階35Fまで一気にエレベタを上ると窓一面のソウル市内の夜景が目に飛び込んできます。照明を落とした、雰囲気のある席に着くと、まずはロブスターとブルーチーズをラビオリではさんだ前菜から始まって、順序どおりスープ、お魚、そしてメインのお肉、デザートへと進んで行きます。その日のお肉は骨付きの子牛のローストでした。全てコースが終了して、コーヒーを飲んでいる時の二人の感想です・・・サービスも良かった、パンは美味しかった。私たちはグルメでもなく、偉そうなことは言えませんが・・「でも全てにおいて、日本の方が一歩先を行ってるね。これからのソウルがとっても楽しみ。また来ようね。」と。



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実は私は辛いものが苦手で、お肉の好んで食べる方ではありませんでした。そのため、あまり大きな期待はせずにソウルへ飛んだのですが・・・ただ辛いだけではない韓国料理の奥深さと街を歩くソウルの人のパワーにすっかり、魅了されてしまったように思います。
街を歩く女性は姿勢が良く、すっとしていて何と美しいことか。「美は食から」ということを改めて感じました。
3泊4日という短い旅でしたが、かなり満喫できたのではないかと思います。まだまだ韓定食、冷麺、チゲ・・・etc ソウルフードを全て体験したというわけではありませんが。
日本から最も近い国でありながら、こんなに街や文化が違うなんて・・・。気軽にふらっとまた、訪れたいお隣の国、韓国でした。

Text by Kaoru


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