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もう一度
インドネシアのアマン
へ
Text by Hiroshi Kuchiki,Photo by Dr.Kato
インドネシアに初めてのアマンリゾート「アマンダリ」が誕生して15年目を迎えようとしています。ライステラスから渓谷へと流れ落ちるプールの出現に、世界中のリゾートフリークがバリ島のウブドを目指しました。アマンの名を世界に知らしめた伝説のリゾートは今も健在です。
当初アジアにだけ展開したアマンも今では世界各地にそれぞれ個性的なホテルを開業し、今では14軒のリゾートを有しています。とかく新しいアマンに注目が集まりがちな昨今、今一度インドネシアアマンの魅力を再認識すべく、8月下旬旅に出ました。
私達マゼランがはじめてインドネシアのアマンを訪れたのはわずか5年前のこと。しかしながらこのわずか5年の間に激動の波がインドネシアを襲いました。バリ島で起きたテロ事件、アジアを襲った新型肺炎の記憶はまだ新しく、人々のリゾートに馳せる思いと旅への意欲をかき消しました。以来、インドネシアを休息の場所であると容易にイメージできる人は少なくなったかもしれません。
旅とはおもしろいもので、同じ場所を訪れるにも、訪れる時によって見方や感じ方は違うものです。もちろん天気や季節によっても違うし、同行する人によっても違う。自分を取り巻く環境や状況によっても随分と違うものです。
日本からはバリ島へのアクセスもよく、インドネシアアマンを良く知るゲストも多いと思います。しかしながらもう一度いかがでしょうか?
今回の旅で深めたことは、バリ島ほどエキサイティングな島はなく、インドネシアほどバラエティに富んだユニークな場所はないということ。そこにあるアマンもまた個性的でレベルも高く、決してゲストの期待を裏切ることはないということ。総じてアマンの魅力を語りつくすことは困難ですが、確実に言えることはアマンはいつも平和であり、人と哲学はかわることなく、今もなお進化を遂げているということ。
今「もう一度インドネシアのアマンへ」そんな気持ちで出かけました。今回の特集ではそんな魅力のごく一部を紹介できればと思います。私達が知っているインドネシアアマンはごくごく一部に過ぎません。今旅するあなたはどのように感じますか?
■追記
今後インドネシアに、新しい場所が誕生することはないでしょう。
ウブドに「アマンダリ」、ヌサドゥアビーチに「アマヌサ」、アグンの麓チャンディダサに「アマンキラ」、モヨ島のジャングルに「アマンワナ」、ボロブドゥール脇に「アマンジオ」。これでもって完結したに違いないと。
そう思えるほど完璧さを感じる今回の旅でした。