magellan beyond immagination

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憧れのアンダルシア
2018.01.29
DESTINATIONS, WINE

憧れのアンダルシア

WRITTEN BY HIROSHI.K

2017年11月、スペイン、アンダルシア地方を旅する三度目の機会を得た。

若かりし頃の最初の訪問は、ラグジュアリーとは程遠いバックパックを背負っての旅だった。
マドリッドからバスを乗り継いでコスタ・デル・ソルを南下。小さな町に立ち寄りながらスペイン最南端のアルヘシラスへと辿り着き、そこからフェリーでジブラルダル海峡を渡り、サハラ砂漠を目指して旅を続けた。
まったく旅慣れていない時分、初めての長旅にアンダルシアを選んだのは、スペインに対する憧れとコスタ・デル・ソルに未知なる魅力を感じていたからに違いない。
異国情緒漂う白い家並みの風景と、温かく迎えてくれた親切で素朴な人たちとの出会いは、その後のトラベルライフのきっかけになったとも言える素晴らしいものだった

その後の再訪を経て、今回はマラガを起点に、ロンダ、マルベリャ、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ、セビリャ、コルトバ、グラナダを巡る1週間の旅だ。

行く先々では当時は知る由もなかった素晴らしいホテルと地元の食材を使ったアンダルシア料理に出会い、そして垂涎のスペインワインでもてなして頂いた。
ロンダではワイン作りに勤しむポール・ラモン氏のワイナリー兼邸宅を訪れ、氏が手掛けたワインと奥様の手料理を堪能。グラスが進むにつれ陽気になるポールは、突然ギターを弾き始め、奥様はアンダルシア民謡を熱唱。
「ワイン造りはライフスタイルそのもの」というポールの言葉通り、アンダルシアらしい素朴でのどかな景色に囲まれ心温まる豊かな時を過ごさせてもらった。

マルベリャではスペイン有数のワインメーカーであるトーレスファミリーによるワインティスティングによるもてなしを受け、セビリャとグラナダではそれぞれ趣きの異なるフラメンコを鑑賞し、アンダルシアが発祥とされるバルをはしご。
世界遺産であるグラナダのアルハンブラ宮殿やコルトバのメスキータは言うに及ばず、いつ訪れても荘厳な雰囲気と悠久の歴史を感じる場所である。
また、ハエンで18世紀からオリーブオイルを作り続けているというカスティッロ・デ・カネナのオーナー、ルイス氏に広大なオリーブ畑と自らが所有する城に案内にいただき、オリーブオイルのテイスティグと共に、ランチで歓待いただき忘れがたい体験となった。

今回はまさに、最初に旅した当時と変わらぬ憧れと魅力を再確認するアンダルシアの旅となった。
戻って来られたことへの感謝の思いと、ご縁めいた不思議を感じながら、最後の夜をマラガのミラマーホテルにて過ごした。
人生において果たして四度目の訪問はあるのか、あるとすればそれはいつなのか。未来の自分、そしてアンダルシアとの再会を期待しつつ。